組踊音楽歌三線 くみおどりおんがくうたさんしん

伝統芸能 その他

  • 指定年月日:20050830
  • 重要無形文化財

組踊は、琉球国が清国使節を歓待するため一七一九年に初演した音楽劇で、音楽と演技、舞踊、台詞【せりふ】によって展開する。その組踊音楽は歌三線、箏【そう】、太鼓【たいこ】、笛、胡弓【こきゅう】で構成される。組踊音楽歌三線は、三線の演奏にのせて組踊各場面の背景や登場人物の心情などを繊細に歌い出すものである。演技者の台詞の最後にかかるように歌い出したり、動作に応じて微妙な緩急をつけるなど、組踊の筋の展開や演技、台詞との関わりなどに配慮して表現され、芸術上特に価値が高く、芸能史上特に重要な地位を占め、かつ地方的特色が顕著である。

組踊音楽歌三線

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