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旧前田家本邸 正門及び塀

きゅうまえだけほんてい せいもんおよびへい

概要

旧前田家本邸 正門及び塀

きゅうまえだけほんてい せいもんおよびへい

住居建築 / 昭和以降 / 関東 / 東京都

東京都

昭和/1929

正門 鉄筋コンクリート造、門柱間6.2m、西方脇門付 塀 鉄筋コンクリート造、延長29.6m

1棟

東京都目黒区駒場四丁目861番

重文指定年月日:20130807
国宝指定年月日:

国(財務省),東京都,目黒区

重要文化財

旧前田家本邸は、旧加賀藩主前田家の本邸である。16代当主の侯爵前田利為が大正15年に本郷から駒場への本邸移転を決定し、昭和4年に洋館、同5年に和館が竣工した。基本計画は塚本靖で、設計は洋館を高橋貞太郎、和館を佐々木岩次郎、茶室を木村清兵衛が担当した。洋館は、英国風の重厚な意匠でまとめられ、家政の諸室も取り込んで、洋館だけで日常の生活が完結する。留学や駐在武官としてヨーロッパでの生活が長い利為の希望を反映している。和館は、外国賓客に日本文化を伝える目的で建設された迎賓施設に特化した近代和風建築である。旧前田家本邸は、旧大名家が建設した和洋2館からなる住宅建築で、昭和初期における貴顕の生活像が表現された建物として高い価値が認められる。

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