書状 左衛門殿陣所宛 五月三日 「良久不能音問」 しょじょう さえもんどのじんしょあて ごがつみっか

 / 室町  安土・桃山 / 日本 

赤松 則祐 (1311or14-1372)
あかまつ そくゆう/のりすけ
日本
室町時代末から安土桃山時代初/14世紀中期
紙本墨書
15.4×46.3cm
1
広島県廿日市市大野亀ヶ岡701
海の見える杜美術館

 赤松円心(則村)の三男、父の懐刀で、元弘の乱他諸合戦の立役者であった。円心没後も赤松家一族を統率し、南北朝時代には播磨国守護、室町幕府でも禅律方頭人の重責を担うなど、武人としての優秀さが目を引くが、「新千載和歌集」「新拾遺和歌集」他の歌集に入選し、古今伝授も受けている文化人でもある。
 文頭に「良久不能音問」と、長く連絡が取れなかったことを詫び、「色々取り寄せてみたが、どうしても意に沿うものが無い。ついては貴殿の・・がほしい。大事なことなのでどうかとも思うが、ぜひともほしい」かなり熱烈に何かを要求しているのだが、残念ながらその箇所に欠損があり要求している物は不明。また、宛名の左衛門殿も特定ができていない。
(『名筆へのいざない―深遠なる書の世界―』海の見える杜美術館2012 解説より)

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