御書状 「就昨日口論之儀」 おんしょじょう さくじつこうろんのぎについて

 / 安土・桃山 / 日本 

青蓮院宮 尊朝法親王 (1552-1597)
しょうれんいんのみや そんちょうほっしんのう
日本
安土桃山時代/16世紀後期
紙本墨書
27.5×41.7cm
1
広島県廿日市市大野亀ヶ岡701
海の見える杜美術館

 幼少期に青蓮院に入り、十一歳で得度し尊朝と号した。書に対する熱意深く、著書に墨池掌譜一冊、手習十三ケ条記、唐崎松記などがあるほか、「入木道口伝」という書流の秘伝や天正五年(一五七七)二十六歳の時、習字の手本として童児に与えた一巻などが紹介されている。
 口論の儀に就いてと書き出され、その内容は明らかではないが、慎重審議を重んぜられた文面である。典型的な青蓮院流の高い品格を示し、尊円流を出て尊朝流と称された意欲がうかがえる。(『名筆へのいざない―深遠なる書の世界―』海の見える杜美術館2012 解説より)

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