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鮎原剣神社穹崇橋 付 神苑ニ関スル経費明細簿、神社昇格願書

あゆはらつるぎじんじゃきゅうそうばし

概要

鮎原剣神社穹崇橋 付 神苑ニ関スル経費明細簿、神社昇格願書

あゆはらつるぎじんじゃきゅうそうばし

近世以前その他 / 大正 / 中国・四国 / 山口県

山口県

大正/1917

石造アーチ橋

橋長7.195m、橋幅2.420m、アーチ径間(スパン)7.055m、拱矢(ライズ)2.903m

1基

岩国市周東町川上80番地

岩国市指定
指定年月日:20180419

鮎原剣神社

有形文化財(建造物)

 鮎原剣神社穹崇橋は、35個の迫石でつながれた、半円に近い形状の石造アーチ橋である。 
 硬い石材を精密に加工し、迫石として組み合わせるのは極めて難しいが、当橋はそれに成功した全国でも珍しい花崗岩のアーチ橋である。加えて、橋面上部が迫石のみでできていること、参道をつなぐ橋として川に対して斜めにかけられていることが特徴であり、高度な技術力が用いられている。
 当橋についての資料として、橋を含む庭園整備の費用や過程を記録した『神苑ニ関スル経費明細簿』、社格向上を願い出て、社殿、橋などの工作物についても説明をした『神社昇格願書』が残っており、貴重な情報を今に伝えている。

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