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銅造如来形立像

どうぞうにょらいぎょうりゅうぞう

概要

銅造如来形立像

どうぞうにょらいぎょうりゅうぞう

彫刻 / 平安 / 中部 / 愛知県

愛知県

奈良/1472

原型は蝋型。銅芯に蜜蝋のみで反花座ならびにその下の台座丸框までを造形し、外型を造って一鋳とする。鉄芯痕はみられず、頭頂および足首の折損面に銅芯断面痕(緑青錆部分)がみられるが、丸框底面は現状、木製台座に固定されていて確認できない。表面は火中してやや焼肌を呈し、型持・笄痕はみられず、当初の仕上げも不明。現状,像表面に錆止め状の下地が塗布される。                                                                  肉髻をあらわす。螺髪はあらわさず素髪。肉髻朱および白毫痕なし。耳朶不環(窪みをつくる)。三道はあらわさず。内衣(偏袒右肩)を着し、衲衣は右肩を露出する偏袒右肩に着し、腹部で上層の襞を密にして先端を左前膊に懸ける。裙を着ける。左手を屈して左腹前で掌を仰ぎ、第2指から第5指をゆるく曲げる。右手は屈臂して、現状では右脇前で掌を前に向け、第1指と第3指を捻じる(上膊半ばから先欠損、前膊は木製後補)。正面を向き、両足間をわずかに開いて直立する

台座: 蓮華反花座(蓮肉、反花八弁間弁付き、丸框)
以下木製台座 六角形礼盤座(各格狭間端の方柱上に仰蓮台・宝珠付)
 六角框、敷茄子、受座、雲形六角框・受座、楕円形上框、楕円四方入隅形下框
光背:蓮弁形挙身光
厨子

 総高(頭頂―丸框底※)11.1 ※丸框は台座に嵌め込むため、台座天面まで。
 像高(頭頂―裙下端)  9.8 
   (頭頂―足先底面)10.0                                                                                      丸框底※―足先部底面 高 1.3                  
 髪際高(髪際―裙下端) 8.2  
 

1躯

名古屋市瑞穂区瑞穂通1丁目27-1

愛知県指定
指定年月日:20170825

宗教法人祐福寺

有形文化財(美術工芸品)

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キーワード

/ 矧ぐ / / あらわす

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