桜馬場遺跡出土遺物(平成19年度調査分) さくらのばばいせきしゅつどいぶつ(へいせい19ねんどちょうさぶん) いっかつ

弥生 

弥生時代後期
 中国製の銅鏡は2点である。流雲文縁方格規矩鏡は小破片だが、昭和19年出土資料(昭和32年国重要文化財に指定)と接合する。内行花文鏡は包含層出土ながら棺外副葬品の可能性を持つ…
一括
佐賀県指定
指定年月日:20170411
有形文化財(美術工芸品)

桜馬場遺跡は、唐津市桜馬場に所在し、市内を北流する一級河川松浦川河口の左岸域に形成された標高4~5mの砂丘列上に位置する。本遺跡は、昭和19年(1944)の防空壕掘削に伴い甕棺が不時発見され、世に知られることとなった。弥生時代後期に帰属する当該甕棺墓からは、中国後漢代の銅鏡2点、巴形銅器3点、有鉤銅釧26点などの副葬品が出土し、その内容は末盧国王墓を想起させる卓越したものであった。甕棺本体は埋め戻されたものの、主要な遺物は保管され、昭和32年2月19日には国の重要文化財に指定されている。
平成19年(2007)に当該地の開発計画に伴い、発掘調査が唐津市教育委員会により実施された。その結果、昭和19年に甕棺を発見した防空壕跡(SX-01)を確認、その西側においてさらに1基の防空壕跡(SX-02)を検出した。両防空壕埋土及びその近辺からは、昭和19年に埋め戻された甕棺「宝器内蔵甕棺」に加え、銅鏡片、巴形銅器、翡翠製・碧玉製・ガラス製玉類が新たに出土し、初発見時に取り残したと想定できる副葬品の存在が確認された。また、SX-01底面で検出した平面楕円形状を呈する掘り込みは、遺物の出土状況、接合関係から、「宝器内蔵甕棺」墓壙掘り方の底面と断定された。SX-02埋土中からも、「宝器内蔵甕棺」と接合する甕棺片、巴形銅器、鉄刀片、翡翠製・碧玉製・ガラス製玉類等が出土しており、当該甕棺墓は少なくとも二次に及ぶ後世の改変を受けたことが判明した。

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