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旧久邇宮邸(聖心女子大学) 正門

きゅうくにのみやてい(せいしんじょしだいがく) せいもん

概要

旧久邇宮邸(聖心女子大学) 正門

きゅうくにのみやてい(せいしんじょしだいがく) せいもん

住居建築 / 大正 / 関東 / 東京都

東京都

大正/1918

木造、一間薬医門、桟瓦葺、左右袖塀附属

1棟

東京都渋谷区広尾四丁目1番地4

重文指定年月日:20171128
国宝指定年月日:

学校法人聖心女子学院

重要文化財

 旧久邇宮邸は,久邇宮家2代邦彦王が営んだ本邸である。大正7年の竣工後,戦災等で一部焼失したが,小食堂や玄関,大正13年築の御常御殿は焼失を免れた。御常御殿の設計は,台湾総督府庁舎などを手がけた森山松之助である。
 旧久邇宮邸の建物は,各所に社寺建築の細部を取り入れるとともに,上質な座敷飾,透彫欄間などを備え,格天井には前田青邨らの絵画を飾る。また様々な銘木と高度な木工技術を駆使し,和洋の意匠を巧みに織り交ぜて,壮麗かつ気品を備えた室内空間を創出している。和風を基調として建築された宮家の本邸としては唯一の残存例であり,皇室建築の系譜を考える上で,高い価値が認められる。

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