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四季を彩る日本の民俗芸能 ~ 夏 鳳来町・名号の放下(愛知県南設楽郡鳳来町)~

主情報

再生時間
7分40秒

解説

「放下」とは御世をたたえた俗謡を伴った、風流踊りの流れを汲む。
名号の放下は、8月中旬に行われる。十代から二十代の若い人が踊り手となる。高さ3m弱の「大」「念」「仏」とそれぞれ書かれた大うちわを背負い、50cmほどの太鼓を胸につけ打ち鳴らして踊り、精霊を供養するものである。
放下が終わると集落の年配者によって村境や寺の境内で念仏が唱えられる。
宵の町に鉦の音と太鼓の音が吸い込まれ、静かなばかりではない日本の盆の好い雰囲気を残している。
名号のほかに、鳳来町布里、一色、塩瀬、源氏といった地域に伝えられている。

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